オーストラリア、シドニーのファイナンシャル・プランニング、税務会計、住宅ローン

マイホームを購入するかどうか?

マイホームを購入するかどうか?

なるべく早い段階でマイホームを購入するかどうかを決めることをお薦めします。マイホーム購入と賃貸どちらが有利かという話題はよく出ますが、シドニーで20〜30年前に一軒家を購入された方であれば価格が4〜5倍以上となっているケースをよく耳にします。あの時買っておけばよかったと後悔されている方の声もよく聞きます。ただ2017年9月をピークにシドニーの住宅価格は平均で7〜8%下がっています(2019年2月時点)。今後も2〜3年は下がる見込みとなっていますがその先どうなるかは誰にも分かりません。

家賃を払い続けるよりは下がり切った時点で購入した方がいいかという相談をよく受けますがこれは非常に難しい質問です。
100万ドルの価値のあるユニットを週650ドルで賃貸しているケースと、30年ローンで購入したケースを比べてみます。賃貸の場合は年間33,800ドルの支払いとなります。サバーブにもよりますが現在のシドニーのユニットの利回りは3〜4%と言われていますのでこれくらいが一般的だと思います。

一方、所有する場合には購入時に印紙税や弁護士費用などの諸経費がおよそ5%かかります。また管理組合費、カウンシルレートや水道代も自己負担となります。仮にこれらを6,000ドル、1,000ドル、1,000ドルの合計年間8,000ドルとします。金利のみのレートはあまりよくないため4大銀行のおよその平均5%とします。印紙税などの諸経費を含めた105万ドルに対する利息のみで52,500ドルと管理費などの8,000ドルを合わせて60,500ドルとなります。

単純に毎年の支払い総額を比べてみれば賃貸の方がおよそ毎年2万7,000ドルほど安くなります。また、購入したケースでは金利のみの返済のため、たとえこれだけの額を余分に払い続けても自分のものにはなりません。マイホーム購入を正当化できるのは将来の値上がりのみです。ただし、バブルとも言われ続けているシドニーでこれから先も価格が上がり続けるかは難しいところです。
仮に20%の頭金を準備して購入したとしてもかなりの金額の住宅ローンを抱え込むことになります。夫婦共働きのダブルインカムの時にはローン返済にゆとりがあったとしても子供が増えていけば、一定期間は育児に学校や習い事の送迎などでどちらかはフルタイムでは働けなくなりますし、チャイルドケアなどの負担もかかります。更に万一リストラになったらなど考えるとこれだけのローンを抱えるストレスは相当なものになるかと思います。また、日本のように20〜30年後に不動産価格が下がるケースも覚悟しなければなりません。

退職金などがないオーストラリアではリタイアまでにはなんとか住宅ローンを完済したいというのが理想です。親の援助などで頭金を多めに用意でき、また繰り越し返済を頑張ったとしても65歳でリタイアするならば40〜45歳までには決めなければならないでしょう。この大きな決断はなるべく早くされることをお薦めします。

マイホーム購入はしないと決めた場合には年間の差額27,000ドルを30年間、積立すれば元本だけで81万ドルとなり運用次第ではストレスなく100万ドルの資産を築けます。
早い時点でリタイア時にどんな資産をいくら持ちどんな生活をしたいのか、そしてそれにはいくら必要かということを認識し、夫婦で協力してそのゴールに向かっていくことが大切だと思います。

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