オーストラリア、シドニーのファイナンシャル・プランニング、税務会計

ATOより税務関連最新ニュース2件

  倉持の視点👀 ここ数年益々情報管理の一元化、デジタル化、電子処理を通じての義務付けなどが進んでおります。コロナ禍で対面サービス回避が余儀なくされるなか、更に電子化の動きに拍車がかっております。以下、最新の税務関連ニュースのなかで、私が特に着眼した「① 年金積立」と「② E-invoicing=Electronic Invoicing」に関して取り上げます。  ① 2021年7月からの年金積立額の上限引き上げについて   Concessional contributions...

STP申告内容追加発表 2022年1月開始予定

 Expanding data collected from STP Phase 2 Single Touch Payroll(STP)は雇用主が給与を支払う際、会計ソフトウエア等のPayroll入力を通じATOに給料情報を電子申告することで主に政府が税務申告業務の監視・負担削減を目的として始まった制度ですが、現在電子申告される内容からさらに申告義務内容が追加され、雇用形態や給与の内容区分等、より細かく規定化された「STP Phase2」が2022年1月より導入されることが発表されました。...

NSW州政府関連費用1,500ドルデジタル ・クレジット支給制度について

Small business fees and charges rebate scheme by NSW Government 中小企業と個人事業主を対象。NSW州政府関連費用に適応可能な1,500ドルデジタル ・クレジット支給制度について   NSW州では3月29日よりほぼ全ての規制が緩和されて、身近なところでは公共交通機関でもマスク着用義務もなくなりました。...

STP&年金における変更

Single Touch Payroll (STP: お給料支払い毎に、会計ソフトのPayroll入力を通じて、 税務署にお給料情報を電子申告すること) という税務署申告義務に際し、2021年7月より変更がございます。 Micro employers (従業員が4人以下) 現在従業員が4人以下の雇用主はSTP申告のオプションがありますが、 2021 年 7 月 1 日から、マイクロ雇用主に対する STP 四半期報告のコンセッションの条件は変更され、例外的な状況(自然災害、身内に不幸があった等: Micro employers |...

2021-22年度Super Contribution Capsにおける変更

2021年7月1日からスーパーアニュエーション(年金) の積立ての上限額が変更となります。 以下、主な変更点になります。 Concessional contribution cap (税引き前の積立て) 年間 $25,000から $27,500 に増加 Non-concessional contribution cap (税引き後の積立て) 年間$100,000 から $110,000に増加Bring-forward rule (限度額まで積立てなかった場合、その残りの分の額を繰り越しができる)...